カネマルの仲間はこんな人!③

福貞さんの入社は2019年。翌年には新型コロナの流行により営業スタイルの変革が求められる過酷な新人時代を経験しました。試行錯誤をしながら努力を続け、着実に成長を遂げています。「自分は人見知りだった」という福貞さんが営業職を選んだ理由、そして成長を感じる瞬間を聞いてみました。

 

 

■プロフィール


福貞 貴大(ふくさだ たかひろ)
システム住器建材事業部 奈良北営業所

 

「このままでは良くない」自分を変えるための就職

――2019年に新卒で入社された福貞さん。学生時代はどのようなことに力を入れていましたか?

学生時代は体育学部でスポーツの文化や歴史を学んでいました。趣味もバドミントンですし、スポーツに関わることが好きなんです。飲食店でアルバイトもしていました。ですから住宅業界に特別興味があった、というわけではなくて「衣食住に関わる業界は安定しているのではないか」という想いが、カネマルに興味を持ったきっかけでした。

 

――どうして営業という仕事を選ばれたのでしょうか?

自分はコミュニケーションを取ることがそこまで得意ではないと感じていました。大学に入学した時も、半年くらいは友人もできずに一人で授業を受けていて……。周りからは出遅れつつもスポーツをきっかけに友人はできたのですが「このままでは良くないなあ」と反省していました。

ですから自分を変えるために営業職を選びました。負けず嫌いなので、良くないと思ったことをそのまま放っておけない性格なんですよね。

 

――社会人になるにあたり、理想の社会人像というのはありましたか?

これは今も変わらないのですが、人を育て、マネジメントができる人になりたいですね。これは学生時代のアルバイトの経験が影響しています。バイト先の社員さんたちがとても気さくで、エリアマネージャーさんなどとも親しくさせていただいていました。店長会議にも連れて行ってくれて、ディスカッションの場を見学させてくれるようなこともあり、マネジメントという仕事が純粋にかっこいいな、と思ったんです。

 

コロナ禍で生み出した新しい営業スタイル

――社会人デビューはいろいろと大変なこともあったと思います。入社当初の様子について教えてください。

最初は業界用語がわからないので一つ一つノートに書いて、調べて、の繰り返しでした。そうした基本的な知識を学ぶこともパワーを使いましたが、もっと大変だったのは新型コロナですね。僕の場合は研修が終わり、そろそろ独り立ち、というタイミングで新型コロナが流行してしまって……。今までは先輩とお客さま先へ同行したり、施工現場に訪問していろいろと勉強させてもらえたのですが、外出が制限されるようになり、環境がガラリと変わりました。もちろん飛び込み営業もNGです。当時は2,3年後のイメージも湧かず、とても不安でした。

――外出が制限される中で、どのように営業活動を行ったのでしょうか?

新規のお客さまとコンタクトが取りづらい環境の中で、新しく始めたのがメール配信の取り組みです。今までに名刺交換をした方や、企業のHPにあるお問い合わせ先をピックアップして、新商品情報や相手方のお役に立てそうな情報などをメールでご案内するようにしたのです。数にすると100人以上にお送りしていたと思います。一人一人に合わせたメールを作成して、週2回ほどの頻度でお送りしました。

 

メールに込めた想いが成果に変わった瞬間

――一人一人に丁寧に送るというのは根気がいる取り組みだと思います。メール配信に対して、反応はいかがでしたか?

反応はさまざまです。一番うれしかったのは、一度もお会いしたことのない企業から契約したいとお話をいただいたことです。入社して1年半ほど経ったときの話なのですが、メールを送り続けて半年ほど経ったときに突然連絡をいただいて。

ご担当者にどうしてお声がけしてくれたのか聞いてみたら「熱心に送ってきてくれたから、この人にお願いしたいと思った」と。たくさんメール配信をしているので中には配信を辞めてほしいと言われるケースもありますが、このお客さまのように「よくメールをくれる人」と好感を持ってくださる人もいます。

このお客さまは他部署でもお取引がなく、カネマル全体としても新規契約の企業でした。自分の力で切り拓いた実感が湧いてとてもうれしかったです。ちなみにちょっとオチがあるのですが、最初に受注した商品は僕が担当する住宅設備、ではなくてサッシだったんです(笑)。今はちょこちょこ住宅設備も購入していただいています。

 

――自分の力で大きな成功体験を積まれたのですね。学生時代と比較してどのように成長していると思われますか?

いつの間にか人と話すことが苦ではなくなったというのは大きいです。先輩からお客さまを引継いでもらうこともありますが、新規開拓がメインだったこともあり、たくさんの方と接するうちに人見知りもだいぶ克服できたと思います。メール配信のように、ゼロの状態から自分で方法を考えて売り上げを上げられるようになったことには成長を感じます。

 

 

今はやっと50点。理想の自分になるための目標

――福貞さんにとって、先輩や仲間はどのような存在ですか?

営業所内で一番年下なので、すごくかわいがっていただいてます。いじられキャラですね(笑)。自分から話すタイプでもないので、いじってもらえるのは居心地が良いです。

 

――今後の目標について教えてください

自分の理想像と比較して、入社前が0点だとすると今の僕は50点くらいかなあ。まだまだ、もっともっと伸ばしていかなければいけないと思っています。まずは新規開拓NO.1を目指します。そして、最終的にはマネジメントをしたいという想いは変わりません。3~5年後くらいには役職が付くように、ゆくゆくは営業所長になれるよう、がんばります。

 

――最後に求職者の方へメッセージをお願いします。

仕事はしっかり自己分析をした上で選ぶことがベストだと思いますが、何でも興味を持ってチャレンジできることが大切な気がします。僕も住宅の知識はゼロの状態から始めていますが、カネマルは研修がありますし、先輩方も気さくにフォローしてくれますからきっと大丈夫です。安心してご応募いただけたらうれしいです。

■先輩社員から見た福貞さん
とにかくコツコツ努力ができる人です。入社当初の福貞君は、少し不安そうでした。不安だからこそ、しっかり向き合って考えながら仕事ができる人なんですね。元気いっぱいに「やったるで!」というタイプではないんだけれども、そこがいいところだなと思います。お客さまからも好かれていて、「福貞君を怒らないでください」なんて釘を刺されることもありますよ。私が休憩してお菓子でも食べようかな、という時になぜかそばに福貞君がいるんだけど、あれは狙ってるのか(笑)。