インタビュー

カネマルの仕事とは?

現役で活躍する先輩は何を経験し、どんな想いで働いているのか?先輩の体験談をベースに、仕事の魅力やカネマルへの想いを聞いてみました。

 

 

■プロフィール


堀岡 栄志 (2000年中途入社)
大阪営業所 営業統括部長

 

酒卸問屋の営業職を経て28歳の時、カネマルへ入社。入社当初は奈良南営業所へ配属となり、大阪拠点立ち上げ(新規開拓)を経験し、トップの成績を収める。2008年、南大阪営業所 アルミ建材事業部 所長に就任。メンバーのマネジメントをしながら現役のプレイヤーとして活躍中。奈良県在住。

 

■カネマルの営業職について教えてください。

僕ら営業は大きく2つの仕事があります。まずは仕入れ。建材を仕入れるために、メーカーと交渉を行います。そしてもう一つが販売。工務店などのお客さまに対して、ご希望に合う商材を提案します。

カネマルでは建材の種類ごとに事業部が分かれています。それぞれの営業が担当建材の専門的な知識を深められるので、仕入れ先からもお客さまからも信頼していただけるように感じます。また、商材を提供するだけでなく補助金申請などのサポートをしてくれる営業推進課の存在も強みです。お客さまに紹介すると、とても喜ばれますね。

この仕事に大切なのは、お取引先との関係構築です。個人の売買より取引金額も大きいですし、「売って終わり」という仕事でもありません。責任が大きい分、1社1社としっかり信頼関係を築ければお付き合いも長くなり、比例して成果も積みあがっていきます。お互い気心の知れた仲になれることが楽しみでもありますね。僕の場合はざっくばらんに話せるお取引先も多く、冗談を言い合ったり、時にはご飯をおごってもらったり、なんてこともあります。こんなことを言ったら遊んでるみたいに思われちゃうかな(笑)

 

■取引先との関係性はどのようなイメージですか?

仕入れ先であるメーカーは「オンリーワン」の存在であるのに対して、我々建材商社は「ナンバーワン」にならないといけないと意識しています。メーカーからカネマルが評価されている点というと、建材の種類ごとに専門部署があることで、信頼性が高いというのが大きなポイントなのかなと思います。

そしてお客さまとの関係性について。僕の場合のお話ですけど、関係性を数字に表すと、「お取引先51:自分49」くらいのバランスじゃないかなと思っています。へりくだるようなことはありませんが、相手の意見や要望はしっかり受け止めると言いますか。もし無理な要望を言われたとしたら、できないことはできないと言いますが、「その先」を一緒に考えるようにしています。「要望に近づけるにはどうしたらよいか?」と僕らが寄り添い、代替案を提案することで絆が深まっていくからです。

 

■新人時代に苦労したことは?

僕は全く違う業界からの転職でしたから、まっさらな状態から専門知識を覚えるのは大変でした。商品の特長や建築の基本的な知識など、覚えることは山ほどあります。一日でも早く身につけられるように、できる限り多くのお客様先へ訪問するように努めました。怖気づいていても変わらないから、自分から積極的に行こう、と。メーカーは建材のプロ、お客さまは家づくりのプロです。ですからお取引先から教わって成長したなあと感じることもたくさんあります。

新人のみなさんにはよく言うんです、「知らんというのは恥じゃない。堂々としときや」と。

どんどん遠慮せずに周りに教わって吸収していってもらいたいですね。

 

■印象に残っているお客さまのエピソードを教えてください。

どのお客さんも印象深いのですが、大阪拠点の立ち上げをしていた時は本当に大変でした。カネマルの名が知られていない場所で販路を開拓しなければいけませんでしたから、とにかくいろいろな工務店さんを周りました。

お客さまも人ですから、いろいろなタイプの方がいます。例えば人あたりの良い方であれば、話は聞いてもらいやすいですが、競合もコンタクトを取っている可能性が高いともいえます。反対に、なかなか心を開いてくれない方は話を聞いてもらうまでは大変ですが、ライバルが少ないともいえるんです。

特に想い出に残っているお客さまは、口数の少なかったA社長です。僕が入社3,4年目のときに、4カ月ほど通い詰めてようやく受注できたお客さまでした。最初はなしのつぶてでしたが、ふとした時に、ぽろぽろっと話してくれるようになって。ただ、聞き直すのは許されないような雰囲気を感じて、当時は一言一句聞き逃しまいと必死でした。

初めて注文を頂いた時は感動したものです。ちなみにA社長からの言葉は「この仕事、たのむわ」とひとこと。社長らしいです(笑)。

A社長はお亡くなりになってしまいましたが、時々懐かしく思い出します。お客さまの言葉をパッと理解する大切さを勉強させてもらいました。

 

■部下とのコミュニケーションはどのようにとっていますか?

月に1度程度、一人ひとりと定例ミーティングをしています。通常はお互いに外出していて話す機会が多いとは言えないのですが、オフィスにいる時は軽く話をするようにしています。そういう時は進捗確認ぐらいはするものの堅苦しい話はほとんどせずで、ほぼ雑談です。僕の経験から学んでほしいというのもあって、自分の失敗談を話してあげることは多いですね。「実はこんな失敗したことがあったんや。気いつけや」と。

コロナ禍で一緒に食事する機会も減ってしまいましたが、社員同士は仲が良い方なんじゃないかな、と思っています。所長同士でもよくしゃべります。事務スタッフさんからも「みんな仲が良いですよね」と言ってもらったりもします。

 

■カネマルを志望している方にメッセージ

偉そうなことは言えませんが、新人さんには「わからないことははっきりと言っていいよ」と伝えたいですね。人の話はしっかり聞く。わからなかったらわかるまで聞く。そうすれば自然と力がついてきます。僕らの仕事は覚える知識も多いですし、受注するまでに時間もかかるものです。焦らず根気強く取り組むことがこの業界で成功する近道なのかなと思いますね。新人さんの仲間入りを楽しみにしています。